*

不動産の売却(購入)時における、固定資産税の精算方法

固定資産とは何か

固定資産税とは、自宅・相続した実家・投資用マンションなど、固定資産(不動産)を所有している人が、毎年支払う市町村税です。

都市計画区域内に不動産を所有する方は、更に「都市計画税」も同時に支払っているはずです。

固定資産税の負担者は誰か

この固定資産税の支払う義務のある人は、その年の1月1日の所有者です。

ということは、年の途中で不動産を取得した買主には、固定資産税の負担義務はないのです。(何故なら、1月1日時点の所有者ではありませんから。)

ただ、売主の立場からすると、年の途中で不動産を売却して所有者が変わったのに、1年間の固定資産税を旧所有者である自分が全額負担するのは、なんか納得いかないですよね。

なので、実際には不動産の売却日をもって、売主と買主の間で、以下の様に固定資産税を精算するのが一般的です。

1月1日から売買日まで
売主が負担

売買日から12月31日まで
買主の負担

(関西の方では、4月1日をベースとする慣習もあるようです。)
精算額
=買主が売主に支払う金額
=固定資産税等の金額×売買の日付から年末までの日数/365日

事例

固定資産税等の金額:100,000円
売買の日:2014年11月2日
(=12月末までは60日)

精算額
=100千円×60日/365日
=16,438円

注意点

買主(新しい所有者)は、固定資産税を支払っている“つもり”なのですが、その金額は税金ではありません。それは、不動産の売買に伴う代金の一部という扱いなのでご注意を。

あくまでも固定資産税の納税義務者は、1月1日時点での所有者である、売主です。売主が納付しますから、2014年の固定資産税を買主が直接納税することはありません。

この固定資産税・都市計画税の精算の取り扱い方法は、通常、契約書上で明記されるものです。一連の説明内容・背景をしっかりと理解してから、契約に臨みたいものですね。

ではまた。

お名前 (必須)

メールアドレス (必須)

題名

メッセージ本文

adsense レクタングル

関連記事

消費税から建物価格を算出する方法

先日のエントリーでは、土地と建物の区分方法について、 以下の4つがあるという話をしました。

記事を読む

不動産の売却がなかなか進まない理由とは

前回は、 空き家を解体して 更地にしない(できない)理由 について取り上げました。 そ

記事を読む

マイホームを早く高く売る10のコツ(見学対応編)

マイホームを売却する場合、数多く売り出している物件の中から、あなたのマイホームを選んでもらわなければ

記事を読む

不動産投資のリスク~賃料の値下げを要求されるリスク~

  こんにちは! 我が家のクリスマス気分も盛り上がってきました! さて、

記事を読む

no image

消費税増税前に住宅の取得を検討している方へ~贈与税の特例の話~

泣き止まない妹に兄が・・・お兄ちゃんの自覚が出てきましたw[/caption] こんにちは!

記事を読む

相続対策としての土地活用のカラクリ(序章)

昨夜は、友人が設立したNPO法人の設立総会に出席してきました。 「みらいびと」というNPO法人

記事を読む

買主のための基本的な謄本の見方と注意点

不動産を購入される方は、売主とされる方が、本当にその物件の所有者かどうか見極める必要があります。

記事を読む

不動産会社は、どのように預かった物件を売るのか

先日のエントリーでは、 ・不動産会社が行う売却活動は主に5つあること ・具体的には、

記事を読む

登記事項証明書を取得する際の注意点

購入を検討している不動産(土地・建物)について調べるには、登記事項証明書を取得します。 この証

記事を読む

不動産投資のリスク ~建物の老朽化リスク~

こんにちは! 前回までは、不動産投資のリスクとして ●物件の高掴みリスク  ●空室リ

記事を読む

adsense レクタングル

adsense レクタングル

 
no image
住宅ローンの借り換えの好機

長期金利の低下を受けて、 住宅ローンの借換えをしました。 10

no image
フィリピンの一等地(マカティ)での不動産投資

昨日のエントリーでは、海外不動産に投資する際には、 十分に注

no image
海外不動産投資には要注意

海外の不動産投資に興味がありますか? 先日、海外不動産のセミナー

法律行為を行えない人が相続人にいる場合の遺産分割協議(2)

遺産分割の協議をしようとしても、相続人の中に、法律行為を行えない人がい

着眼大局、着手小局 小さな歯車を回し続けること

「平成進化論」という読者数20万人を誇るメルマガを毎日配信されている、

→もっと見る

  • 筆者:nobu
    このブログについての詳しい説明はこちら

    お問い合わせ
PAGE TOP ↑